爪やすりを制するとは?
〜 ネイルファイルを正しく使うこと 〜
まず押さえたい、3つのポイント
ポイント1:削り面を“端から端まで”目一杯使う
クリスタルネイルファイルの削り面を大きく使い、広いストロークでやすります。
- 爪は複数の層でできており、その層を横断して削るため、できるだけ“少ない回数のストローク”で整えることが理想的。
- KOHのクリスタルネイルファイルは特殊構造のため、短い動作でギコギコ削る必要がない。
- 爪先端がしっかり閉じ、ツルツルに仕上がるのは大きなストロークで削り面を最大限使うからこそ。
初めて使う方には、扱いやすいラージサイズがおすすめです。
ポイント2:爪を押し付けず、“滑らせる”ように動かす
- うまく使えない方に多いのが、爪を削り面に強く押し付けてしまうこと。
強く押し付けると、多層の爪が削り面に「噛みすぎ」てしまい、先端がツルツルに仕上がりません。 -
イメージはアイロンがけ。
当ててはいるけれど、押し付けないという状態で爪を滑らせると、適度に削れます。
ポイント3:往復はするけれど、ギコギコしない
- 爪の形を左右対称に整えるために、削り面の上を往復させます。
- ただし、右端・左端に来たとき一度爪を持ち上げ、削り面から離すこと。
こうすることで、多層構造の爪が絡まず、引っかかりのない滑らかな爪先に仕上がります。
3つのポイント

爪を“立体的”に削る手順
1. まずは長さを整える(A ⇆ B)
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包丁を持つように、やすりをしっかり握る
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クリスタルネイルファイルの端に「点A」が当たるよう置く
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爪がやすりの上に乗るようにセット
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力を入れずに、爪をA → Bまで滑らせる
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終わったら必ず一度爪をやすりから離す
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次にB → Aへ同じように滑らせ、また離す
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適度な長さになるまで繰り返す
※A〜Bが長さを整える動き。
※D〜B、C〜Aが“角を取る”動きになります。

2. 仕上げに“角の面”を取る(面取り)
尖りだけを取り、角そのものは残すことで、爪が巻き込むように立体的に整います。
D → B、C → A が面取りのストロークです。
手順:
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やすり面を天井側に向ける
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点Cの下にやすりをしっかり噛ませ、Cをとらえる
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力を抜き、Aまで一方向に滑らせる
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次に点Dにやすりを噛ませ、Bまで同様に滑らせる
※面取りは 一方向のみ、1〜3回程度。
※触ってツルツルになっていればOK。
最後に爪先(断面)を軽く触り、滑らかさを確認してください。
爪の角を取る
